2016年2月22日月曜日

有給休暇の消化が義務化される!?

2016年の4月から年5日の有給休暇の消化が義務付けられる予定だそうです。

詳細は厚生労働省のページにありますが、該当箇所を引用したものが以下です。
使用者は、年次有給休暇の日数が十日以上の労働者に対し、年次有給休暇のうち五日については、年次有給休暇の付与後、一年以内の期間に時季を定めることにより与えなければならないものとすること。 ただし、労働者の時季指定又は計画的付与制度により年次有給休暇を与えた場合は当該与えた日数分については、使用者は時季を定めることにより与えることを要しないものとすること。
労働者の立場から言えば、本当に実質の休暇が増えれば良いことだと思います。

しかし会社側は有給消化が義務化されれば年末年始や夏季の休暇を無くして、代わりに有給を使って休ませるようにすれば良いと考えるかもしれません。土曜が休みの会社なら土曜休みを廃止して有給を消化させる可能性もあります。お上は数字上の有給取得率が上がれば、この法律改正が成功したと言い張るのではないでしょうか。

ブラックな会社に勤めている私からすると、有給消化義務化で恩恵を受けるのは優良企業従業員や公務員だけじゃないかなと心配しています。実質の有給休暇が増えない底辺労働者が有給の増えた公務員を納税して支える、なんてことになったら腹立たしいです。こんどの法改正で公務員が対象になってるのかは記述が見つけられなかったのですが・・

法律が良い方向に改正されても、かいくぐったり無視するのがブラック企業の常なので、法改正と同時に抜け道を塞ぐ施策も行って欲しいなぁ

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