2016年3月26日土曜日

入社前にブラック企業を見分ける方法

「ブラック企業がイヤなら、なんでそんな会社に入社したの?」

もっともな疑問なんですが、私は入社前や入社後数ヶ月は会社がブラック企業だとは思ってませんでした。しかし、しばらく経つと無茶な仕事を押し付けてきたり、会社の懐具合によって給与の遅配や未払いを起こすようになり、ブラックの本性を現すようになりました。

私の勤め先の社内はブラック企業によくあるような怒号飛び交う殺伐とした雰囲気ではありません。一見ちゃんとした会社に見えます。ただ、仕事がどんどん積まれて食事の時間も満足に取れずに延々と長時間働かされます。その挙句に給与遅配に未払い連発です。もちろん、福利厚生・健康診断・退職金制度など、従業員のためになるようなことは一切無しです。

入社前に分かっていれば、もちろん今の会社には入社していませんでした。しかし私の勤め先は入社前に社内の見学に来たとしてもブラック企業だとは分からなかったでしょう。私の勤め先のように分かりにくいブラック企業も多いと思います。それでは、ブラック企業を見分ける方法はあるのでしょうか?目安となりそうな情報を挙げてゆきます。

  • 離職率が高い
    大雑把ですが入社3年で3割以上辞めている会社は怪しいです。私の勤め先では去年の離職率が特に酷く、1年で従業員の4割が居なくなりました。去年は数ヶ月もの給与未払いをやらかしたためです。
  • ハローワークに常に求人を出している
    離職率が高くて常に人手が足らないので求人を常に出します。また、人に金を出さないブラック企業は無料で求人を出せるハローワークを使います。私の勤め先もハローワークに求人を出してます。
  • 求人票記載の収入額の範囲が広い
    「月給20万円~50万円」とか給与の範囲が広く記載されてます。もちろん50万は客寄せに書いてるだけで、実際にもらえる人はいません。20万円もらえるかどうかすらも怪しいです。
  • 入社後の試用期間が長い
    まともな会社なら、試用期間は無しだったりあっても3ヶ月程度まででしょう。ブラックな会社は試用期間6ヶ月とか長めで、最初から6ヶ月で使い捨てにするつもりの場合もあります。
  • 年俸制
    いくら残業しても残業代は出ませんしボーナスも出ないということです。経営者から見ると定額使い放題!です。私の勤め先も年俸制です。
  • 求人票に退職金制度の記載なし
    退職金制度の無い会社は多いので、無いってだけではブラックとは言い切れません。むしろ「退職金制度無し」と書いているのは正直な会社だと思います。逆に、書いてないのは不利な情報を出さないブラック的な考えだと思います。
  • 夜遅くまで会社の照明が点いている
    もし、入社を考えている会社があったら夜に外から見に行きましょう。夜中でも煌々と明かりが点いてる会社なら、夜中まで働かされる可能性が高いです。

入社前に分かりそうな情報を色々挙げてみました。それから私の勤め先のような小さな会社だと無いかもしれませんが、2ちゃんねるとか転職会議室とかに情報が載ってないか探しましょう。入社前に検討中の会社の従業員と話をできれば良いんですが、コンタクトを取れるか分からないし、コンタクトできた従業員が本当のことを話すとも限りません。ブラック企業を見分けるには、知り得る情報を基にした自分の判断に従うしかないと思います。

あ~ぁ、私ももう少し入社前に会社のことを調べるんだったなぁ・・・

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