よく言われることですが、青空文庫に限ってはそんな事は無いです!
青空文庫は作者の没後50年が経過して著作権切れになった作品などを無料で公開している電子図書館です。スマホがあれば何処でも無料で本が読めるので、金の無い零細リーマンの通勤電車での暇つぶしにはもってこいです。
青空文庫には膨大な作品が登録されているので、読みたい本を探すのが大変です。私はランキング上位の本やお気に入り著者の本を読むことが多いです。全く知らない本でもタイトルが面白そうだととりあえず読んでみます。私が読んだ本の中で、特に面白かったおすすめ作品を挙げてみます。
- 「新書太閤記」 著:吉川英治
豊臣秀吉の出世物語です。若いときの苦労話や信長に取り立てられてからの大活躍が面白いです。零細リーマンに希望を与えてくれます。 - 「三国志」 著:吉川英治
紙の本でも読んだことがありますが、青空文庫で再読しました。三国志を題材にした作品は色々あるけど、吉川英二の作品は読みやすくて面白いです。零細リーマンが読むと起業して一旗挙げたくなります。 - 「宮本武蔵」 著:吉川英治
孤高の剣士宮本武蔵が活躍します。都合良く主要登場人物同士が偶然出会うことが多すぎな感じはしますが、恋人のお通さんにだけは全然出会えなくてかわいそう・・・ - 「ドグラ・マグラ」 著:夢野久作
説明の難しいすごい作品です。読むと作品の中に取り込まれます。この本を読むと気が狂うとか言われてますが、さすがに本を読んだだけで気が狂うことはありませんよ。たぶん大丈夫です。気が狂った本人が、気が狂ってることを自覚できるのかって問題ははありますが、大丈夫です。私はくるくるってないです。その証拠にこうやって文字をかいてるwけdし。だいじょぶぶぶぶbにきまってるじゃないいいいですかかかかかかちゃかぽこちゃかぽここここぉ - 「少女地獄」 著:夢野久作
なにやらエロい響きのタイトルですが、不幸な少女が登場する複数の短編小説です。夢野久作の独特な雰囲気で少女の地獄が書かれています。 - 「瓶詰地獄」 著:夢野久作
タイトルからは猟奇ホラーな雰囲気が漂ってきますが全然違います。無人島に漂着した男女二人がボトルメッセージを送ります。悪魔が忍び寄ってきてエロいです。この小説はボトルメッセージ3通で構成されてるのですが、新しいメッセージを先に、最後に一番古いメッセージを読ませることによって男女二人の末路の謎が解けてゆく構成になってます。 - 「大宇宙遠征隊」 著:海野十三
SF娯楽小説です。SFなんだけど古臭い感じで未来感は無いですが、その古臭さが逆に面白いです。宇宙へ行って火星人と戦ったりして、なんやかんやで大団円です。 - 「ガリバー旅行記」 著:スウィフト ジョナサン
ガリバーさんが世界中の変わった国へ旅します。日本へも行きます。空飛ぶ島ラピュタも登場します。不死の人間の話とか馬の国でのヤフーの話とか色々と考えさせられる作品です。
吉川英治と夢野久作に偏ってますが、面白かった作品を挙げてみました。読んでない本がまだまだいっぱいあるので、面白い本に出合えたらまたこのブログで紹介させていただきます。
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