2016年3月8日火曜日

家を買うとき頭金はどれくらい必要なの?

頭金はなるべく多く払ったほうが良い!

そう思っていた時期が私にもありました。

でも実際に住宅ローンを組んでみると、頭金は少な目にして手持ち資金をなるべく残したほうが良い!という考えに変わりました。

住宅ローンの返済期間は何年?でも書いたように、人生いつ急にお金が必要になるか分かりません。お金が必要になったときに貯金がなければ、別途お金を調達しなければなりません。

住宅ローンは普通のサラリーマンが調達できる資金の中では低金利で額も大きいです。だから借りれるなら借りておいて、手持ちの資金をある程度残してリスクに備えたほうが良いと思います。ローンの額が増えれば返済額も増えますが、それは将来の保険料と考えれば良いのではないでしょうか?リスクを超える余裕資金が出来たときには繰り上げ返済すれば良い訳ですし。

私のローンの考えをまとめると、
  1. 月々の支払額をなるべく低くする。
  2. ボーナスからのローン支払いは無しにする。
  3. 1.の条件を満たすためにローンをなるべく長期間で組む。
  4. 頭金はローン審査が通る最低額を支払う。
  5. ローン支払い中に余裕資金ができてから繰り上げ返済する。
頭金や月々支払い額を多くしないと総支払額が増えて大損じゃん!とお考えの方も多いかと思います。しかし、以下の表の条件1と2を比較してください。

ローン支払い条件住宅ローン破綻リスク総支払額
条件1頭金多、月々支払い多、ボーナス支払い多高い少ない
条件2頭金少、月々支払い少、ボーナス支払い無し低い多い
繰り上げ返済すれば少なくできる

条件1は総支払額は少なくできますが、破綻リスクが高いです。条件2で資金に余裕ができてから繰り上げ返済すると低リスクで総支払額も少なくできます。条件2のほうがお得だと思いませんか?条件2はリスクが無いこと先に見極めてから、お金を払うことができます。条件1は将来のリスクが不明でも、定期的な多額の支払を約束してしまうことになります。

いや、頭金が少なかったり月々支払額が少ないと破綻したとき残債が多くて危険じゃん!とお考えの方もおられるかもしれません。しかしそれは考えが逆だと思います。頭金を多くしたり月々支払額を多くするから破綻するんです。特にボーナス払いは危険です。

リスクに備えるにはなるべく資金的余裕を残して、それ以上の余裕ができたら繰り上げ返済するのが一番だと思います。

私がリスクに敏感なのは、私の勤め先が零細ブラック企業で月々の給与支払いもおぼつかない状態だからです。安定した会社にお勤めの方や公務員の方は条件1の住宅ローンで問題無いかもしれません。でもやっぱり私のおすすめは条件2です。今の時代いつ何が起きるか分かりませんから。

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